考えること・悩むこと

大人が若い人に「考え過ぎない方がいいよ」とアドバイスすることがあると思う。僕はこのアドバイスを聴くといつも違和感を覚える。どうして違和感があるのかよく考えた。その結果、分かったことは考え過ぎるのはいいが、悩み過ぎるのがよくないというのが、本当に伝えないといけないことではないかと思った。自分が何をしたいのか、自分どういう人生を送りたいのか深く考えることは、人生を豊かにするためには重要である。だが、職場の人間関係で悩んだり、今の会社で働いたままでいいのかと悩むことはストレスがたまり人生を不幸にすると思う。そして、悩む原因はほとんどの場合が自分について考える時間が不足しているからだと思う。自分の将来について考え、自分のやりたいことが分かっている、つまり判断の軸があれば何かあった時にその判断基準に従えばいいので悩むことがない。要するに考え抜けば悩むことはないのである。だから考え過ぎた方がいいが悩まない方がいいと僕は思う。