自分にとってのリーダー像とは

カナダで旅をしている時に、ふと高校時代に野球部の主将として、取り組んだ1年間を振り返りたくなった。今日はその時のことを書こうと思う。


僕は、主将として1年間チームを引っ張ってきたが、"勝てるチームを作ることが出来なかった"ことに、今でも悔しく思う。それと同時に、意外にもなぜ自分が勝てるチームを作ることが出来なかったのか、しっかりと振り返っていないことに気づく。多分、その理由としては、高校野球を引退して、次の日からは受験勉強に追われていたので、振り返る時間を充分に取れなかったからだと思う。なので、今、振り返ってみようと思う。


主将としての1年間はまず、本当に大変だった。僕はもともとリーダータイプの性格ではないので、なおさら大変だった。毎朝朝の5時半に起きて7時からの朝練に行き、放課後の練習が終わり、帰ってくるのがだいたい夜の8時ぐらい。そして、帰ってからは、毎日の練習メニューを考え、野球ノートを書き、学校の勉強もする。本当に大変だった。その中で、なぜ勝てるチームを作れなかったのか。その理由は、

"上の代の主将のリーダー像を追い求めてしまったことである"と、今では考える。

僕の2個上の主将はプレーでチームを引っ張るタイプ。1個上の主将はプレー以外の面でチームを支えていくタイプのリーダーだった。その中で、僕はその2人のリーダー像にあこがれ、両方を求めてしまったうえに、上手くいかずに、少し中途半端なリーダーになってしまったと思う。そして、こう思った時に、野球ノートに監督からこのような言葉を頂いたことを思い出した。


"2個上の主将はプレーで引っ張るタイプ。1個上の主将は陰でチームを支えるタイプ。元木は自分なりのリーダー像を目指せ"


このような言葉を頂いた。今、振り返ると認めたくはないけど、このアドバイスは凄く的を得ていると思う。上の主将を目指すのではなく、自分なりのリーダー像を探す。この考え方が足りなかったなと思う。けど、高校時代にはそれに気づけなかった。

そして、今自分なりのリーダー像とは何かと考えてみたが、その答えが出ていないことに気づいた。僕はもともとリーダータイプの性格ではないと自分では思ってる。どちらかといえば、フォロワーとしてチームを支えていく方が向いている。ただ、これからリーダーとしてチームを引っ張っていかないといけない時は何度かある。その時に、自分なりのリーダー像を持っていないとまた、失敗してしまう。なので、もっとこれについては考えることないといけない。


ゼミ活動の中で、最後にゼミ合宿に向けての研究がある。ゼミ合宿の研究は3回生と4回生が合同になって研究を進めていく。なので、4回生である僕は、チームを引っ張っていく必要がある。なので、その中で、自分はどのようにすればチームを引っ張っていくことができるのか考えていきたいと思う。